最近では物件探しもネットで行う方が多くなりましたが
ネットにも店舗の紹介にも上がってこない「秘匿・密売物件」というのが存在します。
- あのチェーン店はいつも良い場所に出店している
- 狙っていた物件が空いたのに情報がどこにもない
- 空きが出たら入りたかったのにスグに次のお店がオープンしている
このように表に出てこない極上物件情報は一部の人たちの間でしかやり取りがされていません。
ではどうやったらその情報を手に入れる事が出来るのでしょうか?
不動産業者と仲良くなる
まずこれが一番です。
相当規模の都市部になると店舗テナント専門の不動産業者があります。
不動産業者は、店頭やネットである程度の情報を出してはいますが、
表に出ている情報にさほど良い物件情報は有りません。
良い情報というのは、
- 一般的に見て人気の立地
- 撤退日が決定している(見込みの場合も含む)
- 従業員も閉店日を知らない
- 募集のかかっていない新築物件
というものです。
不動産業者と仲良くなる方法
良い物件を扱っている不動産業者とは、懇意にしなければ情報を得られません。
- 既に店舗を持っている店子さんからの紹介
- 不動産業者と仲の良い建築業者からの紹介
- 早い段階での訪問
です。
今のところ紹介に勝る方法はありません。
ネットで口コミを調べまくるという方法もありますが、
当てにならない場合も多く、調べまくっていることが相手に伝わると敬遠されることもあります。
ポイントは
- 早めに動きはじめ
- 不動産業者の質
- 担当者との相性
- 紹介物件の質
を、見極める必要があります。
家主、大家さんと知り合いになる
よほどの大都会の物件でない限り、大方のテナントというのは一般の方がオーナーの場合が多いです。
不動産を所有してご飯を食べている人ですね。
仲良くなる方法は不動産業者の項とほぼ同じですが、もしあなたが開業にあたり地方銀行などを利用する予定があれば、その銀行さんからも情報を引き出してみてはいかがでしょうか。
酒屋、食材屋などの出入り業者ルートもアリ
お店に納入している業者は情報がかなり早いです。
先に挙げた建築関連、我々厨房業者にも情報が入ります。
(弊社も不動産業者と2社ほど付き合いがあります)
具体的な納入業者の例を挙げますと
- 建築関連
- 食材(専門業者等多数あります)
- 酒類
- おしぼり
- カラオケ、有線放送
- マット、カトラリー関連 等々
ネットで簡単に情報が手に入る時代になりましたが、情報源の質は今も昔もその結果を大きく左右します。
飲食店にとって良い立地というのは、喉から手が出るほど欲しいものです。
逆に、好物件が予算に合わない場合もありますが、そのような状況になっても早めに動き始めることで検討する時間を長く取ることができ、結果オーライとなります。